徳州肉用牛共進会 Gチャンピオンにめぐみ号

2018年08月23日

地域

グランドチャンピオンに輝いた清裕次さん(左)の「めぐみ号」=22日、天城町三京

グランドチャンピオンに輝いた清裕次さん(左)の「めぐみ号」=22日、天城町三京

 第16回徳州肉用牛共進会と第5回徳之島肉用牛まつり(徳之島肉用牛改良委員会主催)が22日、天城町三京のJAあまみ徳之島中央家畜市場であった。共進会では月齢別の2部門に島内3町から27頭(徳之島町7頭、天城町10頭、伊仙町10頭)が出場し、第1部で一席となった清裕次さん(54)=伊仙町犬田布=の「めぐみ号」がグランドチャンピオンに輝いた。

 

 第1部(若雌12~16カ月)に16頭、第2部(同17~23カ月)に11頭が出場した。全国和牛登録協会鹿児島県支部の宝正己さんらが、発育状況や体積、身体のバランスなどを審査。宝さんは審査後、「全体的にとても良い出品が多かった。手入れが足りずに受賞を逃した牛も散見されたので、牛の能力を最大限発揮する形で出品してほしい」と講評した。

 

 15年前から畜産業を営む清さんは現在10頭を飼育している。「いつも通り牛の世話をしていただけ。初めて出品したが、グランドチャンピオンになり驚いている」と話した。

 

 清さんの「めぐみ号」と第1部で二席となった城佳史さん=天城町松原=の「まいあみ号」は、9月29日に姶良家畜中央市場(霧島市)で開かれる鹿児島県畜産共進会への出場を推薦された。

 同日午後からの肉用牛まつりでは、余興や景品が当たる抽選会などで盛り上がった。

 

 受賞は次の通り。(敬称略)

 【第1部】▽一席 「めぐみ号」(清裕次、伊仙町)▽二席 「まいあみ号」(城佳史、天城町)▽三席 「あっちゃん号」(源元一、伊仙町)

 【第2部】▽一席 「ひみこ号」(朝木祥二郎、天城町)▽二席 「ゆり8号」(朝木淳太、天城町)▽三席 「こうはく号」(栄耕市、天城町)