撃沈73年、沖縄で対馬丸慰霊祭/宇検村長ら碑建立報告
2017年08月23日
地域
太平洋戦争中に学童疎開船「対馬丸」が米潜水艦に撃沈され、約1500人の学童らが犠牲になった事件から73年となった22日、沖縄県那覇市の碑「小桜の塔」前で慰霊祭(対馬丸記念会主催)が執り行われた。当時、多くの犠牲者の遺体が流れ着いた奄美大島・宇検村から元田信有村長と宇検集落の川渕昌春区長(64)が初めて参列し、同村の慰霊碑建立を報告。元田村長は碑を前に、「対馬丸の事件を忘れることなく、悲惨な歴史を後世に伝えていく」と誓った。