日本の文化に触れ、決意新た 知名町二十歳のつどいに参加 インドネシア出身のセプリさん

2023年01月07日

地域

知名町の「二十歳のつどい」に参加したセプリさん=4日、知名町

知名町在住インドネシア出身のSEPRY DWI RAHAYU(セプリ・ドウィ・ラハユ)さん(20)は2日、同町のおきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなであった「二十歳のつどい」に参加。日本の文化を経験し、夢に向かって歩む決意を新たにした。

 

セプリさんは2022年8月、外国人技能実習生として来島。現在、同町の西村花園芸(西村昇幸代表)で花の収穫作業などに従事している。二十歳のつどいにはイスラム教徒の女性が身に着ける「ジルバブ」姿で出席した。

 

「緊張したが、20歳を祝う行事はインドネシアにはないので楽しかった」とセプリさん。会場では振り袖を着た周囲の出席者を見て「きれいだった。特に振り袖で踊った最初のダンス(琉球舞踊「御前風」)が良かった」と感激した様子。「将来はインドネシアに家を建て、好きな料理の腕を磨き、飲食店を開きたい」と夢を語った。

 

西村代表(53)は「日本の文化に触れることが彼女のいい思い出になればと、式典への参加を勧めた。まだ若く不安もある中、日本に来て農業や文化を学び、夢の実現のために頑張っている彼女を応援したい」と思いを話した。