昔ながらの一重一瓶囲む
2014年06月15日
地域
【沖永良部総局】昨年再建された知名町上平川(西村兼武区長、150世帯)の殿智(とぅぬち)神社で旧暦5月15日に当たる12日、落成後初めての例祭が行われた。集落住民約40人が出席。集落の守り神に感謝の祈りをささげ、平和や繁栄を願った。例祭後は一重一瓶を持ち寄り、約10年ぶりに酒宴が催され、にぎわった。
同神社は県無形民俗文化財指定の「上平川大蛇踊り」を中国から伝えた幸村政孝氏を祭り神として1954年に建立。その後、幾度も台風の被害に遭い、昨年、4度目の再建が行われた。同神社の例祭開催は旧暦1、5、9の各15日と定められ、近年は幸村氏の子孫や親族のみで続けられていた。