最優秀賞の二人、喜びの声 龍郷町
2020年02月16日
地域
第6回たつごうエッセイコンテストの表彰式は15日、龍郷町生涯学習センターりゅうがく館であった。最優秀賞を受賞した高校生・一般の部の松田良弘さん=大阪府=(44)、小・中学生の部の槻木心美さん(秋名小5年)はそれぞれ「エッセイにつづった小学生のころの思い出が奄美に連れてきてくれた」「初めてもらった大きな賞でうれしい」と喜びを語った。
コンテストは2015年に町制施行40周年を記念して始まった。今回のテーマは「黒糖・サトウキビ」「奄美の海」。全国各地から高校生・一般の部に213点、小・中学生の部に73点が寄せられ、作家の出水沢藍子氏、詩人の仲川文子氏らが審査した。
竹田泰典町長は「奄美にとっては苦い歴史的背景もあるサトウキビにさまざまな思いが重ねられ、感情を揺さぶる作品ばかりだった。また、世界自然遺産を目指す中で豊かな奄美の海から豊かな心が育まれていることを感じた」と講評した。
表彰式には入賞者21人のうち13人が出席し、それぞれ自分の作品を朗読した。主催者から賞状と副賞、公益財団法人奄美群島地域産業振興基金協会から大島紬のバッグやブックカバー、ボールペンなどの記念品が贈られた。
入賞作品をまとめた作品集は町役場企画観光課で販売している。1冊200円(税込み)。問い合わせは電話0997(69)4512企画観光課。