比出身女性が介護資格取得
2015年02月17日
地域
奄美市社会福祉協議会(前田篤夫会長)が本年度実施した「介護職員初任者研修」の受講生に、外国出身者としては同市社協初の資格取得者がいる。20年前にフィリピンから帰化し、介護現場で働く芝田ソニアさん(41)=同市名瀬。難解な専門用語に四苦八苦しつつも、家族や受講生仲間の支えと持ち前の明るさで計130時間のカリキュラムに挑戦した。
同研修は介護資格の登竜門とされ、2年前に旧ホームヘルパー2級から移行した。施設実習がなくなった分、実技演習時間が増加し、修了試験も設けられた。
13日に修了式があり、芝田さんはお別れ会にフィリピン料理を持参して仲間との別れを惜しんだ。「みんな優しいから楽しく学べた。方言は分からなくてもお年寄りと話をするのが好き。介護の仕事を続けていきたい」と笑顔を見せた。