沖縄のはしか流行、修学旅行に影響
2018年05月17日
地域
沖縄県でのはしか(麻疹)患者の増加を受け、奄美群島内の小中学校の修学旅行日程に影響が出ている。奄美12市町村の各教育委員会によると、沖縄修学旅行を5月に予定していた22校のうち19校が6月以降に延期した。6月以降に計画している7校は、沖縄県の患者数推移を見て対応を決める方向だ。5月14日現在、行き先の変更を決めた学校はない。
沖縄修学旅行を2018年度計画している奄美の小中学校は29校(2分校含む)で、対象の児童生徒は588人。小中別は小学校28校574人、中学校1校14人。5月に予定していた22校のうち与論町の3校は計画通り5月14日から実施した。
小学校の市町村別対応内訳は▽奄美市 延期2校、検討中4校▽龍郷町 延期1校▽徳之島町 延期1校、検討中2校▽天城町 延期3校▽伊仙町 延期4校▽和泊町 延期3校▽知名町 延期5校▽与論町 実施3校。瀬戸内、宇検、大和、喜界の4町村では沖縄修学旅行計画校はなかった。中学校は大和中が11月に実施予定。
名瀬保健所によると、沖縄県では3月下旬にはしかの感染者が確認された。同県では5月11日までに97人の患者が確認されている。5月14日現在、奄美群島での感染者報告はない。