泉重千代翁三十三回忌で催し
2018年04月17日
地域
長寿世界一としてギネス記録に認定された故泉重千代さんが今年で三十三回忌を迎えたのにちなみ、「泉重千代翁(おう)三十三回忌祭」が5月4日、伊仙町阿三の自宅跡である。阿三出身で茨城県古河市議の四本博文さん(68)らが実行委員会をつくって計画した。泉さんの遺徳をしのび、自宅跡を「長寿の聖地」として発信しようと意気込んでいる。
泉さんは1865年、阿三で生まれた。114歳だった1979年にギネスブックで世界最長寿と認定され、86年2月、120歳で亡くなった。四本さんは自費を投じて泉さんの自宅跡を改修し、観光客らに開放している。
三十三回忌祭は5月4日午後3時から式典を開き、同4時から交流会を開く。全国の徳之島出身者や泉さんと親交のあった人々を招き、多くの参加を呼び掛けている。泉さんが食べていた「長寿食」を再現したり、徳之島の住民が詠んだ短歌を展示したりする。
四本さんは「120歳まで人生を謳歌した泉さんの生き方に学ぶことは多い」。伊仙町の大久保明町長は「年を重ねた先輩を敬うシマの人の心を県内外に伝えたい」と話した。申し込み先は電話080(5408)2580四本さん。