海外から1000人来島/蘭船フォーレンダム初寄港/奄美の自然・文化満喫
2018年04月14日
地域
オランダ船籍の旅客船「フォーレンダム」(6万906㌧)が13日、奄美市の名瀬港観光船バースに初寄港した。横浜を出発し、日本各地や東アジアなどを巡るツアーの一環で約1300人が来島。約千人の外国人客が奄美大島の自然や文化などを満喫した。
同船は正午ごろ入港。乗客は下船後、英語スタッフらの案内を受けバスやタクシーに分乗。島内観光や名瀬中心市街地の散策などへ繰り出した。
アメリカのカリフォルニア在住のハワード・ファイゲンバウンさん(71)、エスターさん(73)夫妻は「日本の文化が好き。大島紬の素晴らしさも知っていたが、奄美大島を訪れるのは初めて」と期待を胸に北部観光へ向かった。
午後3時ごろ、観光船バースで地元の行政や民間関係団体が歓迎セレモニーを開催し、谷芳成あまみ大島観光物産連盟会長が「短い時間だが、奄美の人、自然、文化に親しんでほしい」とあいさつ。クリス・ターナー船長らに花束を贈呈した。ターナー船長は「島の暖かい気候、島民の温かいおもてなしに感動した」と語り、記念盾を交換した。
同船は午後8時ごろ名瀬港を出発。次の寄港地沖縄の那覇に向かった。
奄美市によると、今月22日に「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594㌧)、24日に「シルバーディスカバラー」(5218㌧)が名瀬港に寄港する。