海難救助の男性2人に感謝状 第十管区海上保安本部
2019年08月10日
地域
奄美市笠利町沖で転覆、遭難した漁船を発見し、乗組員2人を救助したとして、第十管区海上保安本部はこのほど、奄美漁業協同組合所属の漁船「第3大黒」の黒澤汪夫船長(72)と乗組員の伊東大祐さん(45)=ともに同町須野=に感謝状を贈った。9日、奄美市笠利総合支所で伝達式があり、奄美海上保安部の江藤隆志部長が2人に感謝状と盾を手渡した。
2人は5月20日午前10時ごろ、同町のあやまる岬から南南東約18・5㌔沖合で、転覆した漁船を発見。船体にしがみついていた乗組員の男性2人=当時30代=を救助した。同船は前日の午前10時ごろ転覆し、連絡が途絶。同漁協所属の漁船や奄美海保の巡視船などで捜索を行っていた。
感謝状を受け取った黒澤船長は「海に投げ出されて24時間漂流するという厳しい状況の中、無事見つけられてよかった」と話した。江藤部長は「今後も官民連携して海の安全を守っていきたい」と語った。