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2016年10月23日
地域
煙突と思われる遺構などが出土した久慈白糖工場跡(上)。工場跡から出土したアルファベッドの刻印のある英国製レンガ
幕末から明治にかけて薩摩藩が秘密裏に建設・運営した白糖製造工場跡の発掘調査が瀬戸内町久慈で進められている。文献によると、工場は外国人技師によって設計され、オランダ製の蒸気機関を備えた当時の世界最先端施設。県立埋蔵文化センターは22日、現地説明会を開き、煙突と思われる遺構などを住民らに公開した。日本の近代的製糖業の始まりとなった建築遺産の全容解明が期待される。