県地域コミュニティづくり表彰
2021年02月16日
地域
県コミュニティづくり推進協議会(会長・塩田康一知事)の2020年度県共生・協働型地域コミュニティづくり推進優良団体表彰の伝達式が15日、奄美大島であった。企業部門で奄美通信システム(奄美市)が会長賞(最優秀賞)、学校部門で県立古仁屋高校(瀬戸内町)が優秀賞を受賞した。
共生・協働による地域社会づくりに取り組み、成果を上げている団体・企業・学校を表彰し、広く県民に紹介する目的で毎年実施。今年度は4部門に県内の10団体が受賞。新型コロナウイルス感染症対策で各地域の振興局、支庁などでそれぞれ伝達式を行った。
奄美通信システムへの表彰伝達は県大島支庁であり、田中完支庁長が同社の椛山廣市社長(72)へ賞状を手渡した。奄美大島4局のコミュニティーFM放送をはじめ県内外のコミュニティー放送への技術的な支援と、NPO法人を設立し、「エフエムたつごう」によるコミュニティー放送を通じた地域情報、行政、防災情報提供などの活動が評価された。
椛山社長は「『島だからこそ、できる仕事』というのを信念に約半世紀、島で仕事をやってきた。今後もますます、島のために気合を入れて頑張っていきたい」などと抱負を述べた。
古仁屋高校への表彰伝達は県瀬戸内事務所であり、藤井隆所長が同校の重吉和久校長と出席した生徒3人へ賞状を送った。
同校は▽町教育委員会や地元ツアーガイドらと連携・協働で、小学生向けのスタディーツアーや出前授業の実施▽地域の近代遺跡「久慈の白糖工場」の模型製作・展示│などの地域活性化の活動が評価された。
ほか奄美関係はNPO部門で喜界島サンゴ礁科学研究所が会長賞を受賞。22日に県喜界事務所で伝達式が行われる。