県庁職員 自然遺産ソング作曲
2019年08月06日
地域
2020年夏の実現を目指す奄美・沖縄の世界自然遺産登録を音楽で後押ししようと、県庁職員がこのほど、オリジナルソングを作曲し、インターネットの動画サイト「ユーチューブ」に公開した。動画は公開後1週間で3千回以上再生されており、今後さまざまなPR活動に活用されるという。
動画のタイトルは「奄美・沖縄自然遺産オリジナル音楽・映像『Amami Okinawa for the world』」。鳥のさえずりから始まり、悠久の自然の流れを連想させるゆったりとしたメロディーが特徴。
歌詞はなく、弦楽器での演奏で、奄美大島の金作原原生林や沖縄本島の首里城公園など、奄美群島と沖縄県の観光スポット画像が流れる。沖縄との連携を深め、世界自然遺産を切り口に海外からの誘客を図る狙い。
作曲したのは今年4月に着任した県大島支庁総務企画部の米丸剛部長。県庁舎のBGMも作曲している。今回は来夏の世界自然遺産登録を意識し、音楽や映像で、海外の人でも奄美や沖縄を理解できるよう作曲し、知人の谷口大地さんと画像を編集した。
米丸部長は「奄美の人の語り方から曲のイメージを得た。世界遺産に登録されると情報発信が必要になる。この音楽素材をいろんな人にアレンジしてもらい、情報発信に役立ててもらえたら」と話している。
一般社団法人奄美群島観光物産協会によると、すでに群島内の複数の観光団体から問い合わせがあるという。松元英雄統括リーダーは「世界自然遺産登録に向け、強力な応援ソングだ」と話した。動画には今後、英語での説明文を加え、英語の情報発信も予定している。