空の玄関、華やかに 奄美空港に門松設置

2023年12月28日

芸能・文化

門松を飾り付ける社会福祉法人瑞穂会の施設・事業所の職員と利用者ら=27日、奄美市笠利町

奄美市笠利町の奄美空港ターミナルビルに27日、毎年恒例の門松が設置された。社会福祉法人瑞穂会(龍郷町、竪山倫史代表)が運営する障がい者支援施設・事業所の職員と利用者が協力して作り上げ、奄美大島の空の玄関口を華やかに彩った。

 

門松は2段式で高さ2㍍ほど。職員と利用者ら6人が作業に汗を流し、ハボタンや松の葉、ナンテン、梅の造花などを飾って約1時間で完成させた。正月に備えて、空港のほかにも島内90カ所以上に大小の門松を設置するという。

 

施設職員の竹山幸一郎さん(65)は「帰省客や送り迎えの人たちが見てくれたらうれしい」と笑顔。同ターミナルビルの赤﨑久一代表取締役社長(61)は「いつもきれいな門松を作っていただきありがたい。新型コロナ禍も終わり日常が戻りつつある。来島した人たちが門松でお正月を感じ、気持ちよく新年を迎えてくれたら」と話した。