能登へ元気を届けよう 被災地支援チャリティーショー 喜界町
2025年02月20日
地域

「能登へ元気を届けよう」と声を上げる喜界高校生と来場者ら=16日、喜界町
喜界町文化協会(外内千里会長)主催の「第2回能登半島災害被災地支援チャリティーショー」が16日、同町自然休養村管理センターであった。島唄や舞踊など町内の14団体が出演し、住民ら約200人が来場。3月に能登半島でのボランティア活動に参加予定の高校生らも登壇し思いを語るなど、参加者と出演者がともにステージ発表を通じ被災地へ心を寄せた。
喜界町地域おこし協力隊やサンゴ留学のコーディネーターなどを歴任した藤原実子さんは、石川県珠洲市出身。地震発生後は能登でボランティア活動を行い、その後島内でボランティア団体「にじの結い」を立ち上げた。3月20日にチャリティーイベントを行った後、3月26~31日に島内の小中高校生8人を含む11人で能登半島へ赴き、ボランティア活動を行う予定。交通費は日本財団から補助を受けた。
会場では藤原さんが現地での経験を語ったほか、喜界高校生8人が登壇し「自分にできることを全部したい」「笑顔と元気とパワーを届けたい」など、現地での活動に向けた意気込みを語った。喜界高校1年の俊原桜佑さん(16)は「能登の方たちとたくさん話したい。ボランティア活動を通じ、喜界島の良さも伝えることができたら」と笑顔で話した。
ショーで集まった寄付金は運営費などを除き、同町社会福祉協議会を通じ能登半島地震被災地へ送られるという。