自然紹介の写真展始まる 永田さん撮影、560点展示 徳之島
2020年08月18日
地域
【徳之島総局】徳之島の自然の豊かさを紹介する写真展「徳之島で宝物を見つけました」が16日、徳之島町文化会館のロビーで始まった。15年前に徳之島にIターンした永田映里奈さん(44)=徳之島町亀津=がこの5年間撮影した動植物、海や鍾乳洞など約560点を展示している。
永田さんは徳之島町内の病院に勤務する管理栄養士。自然の撮影は、希少動植物の観察を目的に、2015年に始めた。現在、徳之島虹の会の会員。奄美群島認定エコツアーガイドとしても活動しており、写真を通して住民に島の自然の魅力を再発見してもらおうと写真展を企画した。
展示は海、動物、植物、探検の4コーナー。来場者が分かりやすいよう、動植物の写真に名前を添えて展示しているほか、ヒメハブがアマミアオガエルを捕食する瞬間や犬の門蓋(いんのじょうふた)から望む景観など、多角的に島の魅力を伝える写真が並んでいる。
永田さんは「徳之島にはいろんな命があふれている。写真を通じて島の自然のすばらしさを知っていただき、自然保護活動にも目を向けてほしい」と話した。
写真展は10月中旬ごろまで。徳之島町文化会館の開館時間は午前8時半~午後5時半。毎週月曜休館。