自然遺産へ機運高め 県庁前に看板設置
2020年12月22日
地域
〇…県は21日、2021年夏の実現が期待される奄美大島と徳之島の世界自然遺産登録へ向け、県民の機運醸成を図るための看板を県庁の庁舎正面入口に設置した。奄美大島と徳之島の山、森、海の風景と野生動植物の写真を配し、奄美の自然の貴重さなどをPRしている。
〇…看板は3枚組で、縦2㍍、横6・5㍍(1枚は5・5㍍)。奄美在住の写真家らが撮影した▽奄美大島の湯湾岳から望む焼内湾や森の様子▽徳之島の景勝地・犬の門蓋から眺めた海岸線▽瀬戸内町加計呂麻島の海中の風景に、アマミノクロウサギやルリカケス、オビトカゲモドキ、アマミセイシカ、ザトウクジラなどの写真を組み合わせた。
〇…看板は、3方向から異なる風景や動植物の写真が見えるように配置。県自然保護課奄美世界自然遺産登録推進室の鶴田晃紀室長は「世界に誇れる奄美大島と徳之島の自然の素晴らしさを県民にあらためて感じていただき、国や地元自治体とも一丸となって登録実現を目指したい」と話した。