認定ガイド新たに24人 奄美群島エコツアー
2020年01月08日
地域
奄美群島の認定エコツアーガイドの認定証交付式が7日、奄美市名瀬の奄美自治会館であり、奄美大島の2019年度の対象者11人に認定証が交付された。群島全体の本年度の対象者は24人で、17年の制度導入から認定ガイドは計109人となる。12日にかけて各島で認定証の交付式が行われる。
認定制度は世界自然遺産登録を見据えて、奄美群島エコツーリズム推進協議会(会長・朝山毅奄美市長)が17年2月に策定した奄美群島エコツーリズム推進全体構想に基づいて導入された。ガイドが奄美の自然や文化に関する深い知識と技術を身に付け、質の高いプログラムを提供する目的で、講習会の受講や実務経験などを認定要件としている。
17年7月に初の認定ガイド56人が誕生し、18年度までの認定者は85人(奄美大島53人、喜界島3人、徳之島14人、沖永良部島9人、与論島6人)。19年度の新規認定者は奄美大島のほか喜界島、徳之島各3人、沖永良部島2人、与論島5人。
同日の交付式には7人が出席。奄美大島エコツーリズム推進協議会の喜島浩介会長が一人一人に認定証を手渡し、「学ぶことを忘れず新しい知識を身に付け、お客さまに満足してもらえるガイドになってほしい」と激励した。
認定証を受け取った加計呂麻島でガイド歴9年の佐藤幸雄さん(50)=瀬戸内町渡連=は「夏は海、秋冬は山で活動している。得意な植物を案内できるお客さまが増えるようにアプローチしたい」と話した。
交付式は同日に与論島でも行われたほか8日に沖永良部島、9日に徳之島、12日に喜界島である。