読み聞かせ、配架など学ぶ 奄美図書館でボランティア養成講座

2022年06月20日

地域

読み聞かせの実習をする参加者ら=19日、奄美図書館

奄美市名瀬の県立奄美図書館(加峯美由紀館長)で19日、図書館ボランティア養成講座があった。高校生から社会人まで17人が参加。「読み聞かせ」や「本の配架・修理」について学び、公共図書館の役割やボランティアについて理解を深めた。

 

図書館の概要などについて説明を受けた後、施設内を見学。普段は立ち入ることができない特別書庫などを見て回り、設備や役割について学んだ。

 

その後「読み聞かせ」と「本の配架・修理」の2コースに分かれて講義と実習があった。読み聞かせコースでは職員から習った手遊びや絵本を使って読み聞かせを実践。配架・修理コースでは実際にテープなどを使い、傷んだ図書を修理した。

 

読み聞かせコースに参加した大島高校2年の竹山かなのさん(16)は「島唄の絵本を作り、読み聞かせをしたくて参加した。読むときの注意点などを詳しく知ることができた」、配架・修理コースに参加した宇治透さん(48)は「講座は分かりやすく、修理の仕方もよく分かった。ボランティアもしてみたい」とそれぞれ話した。

 

講座は毎年1回開催。参加者には「ボランティア養成講座修了証」が発行され、希望者は「県立図書館ボランティア」として登録できる。