足こぎ車いす、奄美から発信 奄美市名瀬の友野さん
2020年03月15日
地域
足こぎ車いすの普及に取り組む友野秀樹さん(59)が13日、南海日日新聞社を訪れた。足こぎ車いすを使って「寝たきりゼロの集落づくりを奄美から発信したい」と意欲的だ=写真。
足こぎ車いすは自転車のようにペダルが付いており、介助者を必要としない。脳梗塞やパーキンソン病の人たちのリハビリにも効果があるという。
友野さんは奄美市笠利町生まれ。関東で活動していたが、「奄美で普及に取り組みたい」と移住を決意した。昨年5月から、縁のある同市名瀬小湊で暮らす。
「LCC(格安航空会社)の就航とネット環境が整備されたことで、活動に支障はない。奄美から発信はイメージもよい」と話す。これまで観光施設や食堂など3カ所に足こぎ車いすを配備し、体験してもらっている。今後は各方面と連携し、集落を拠点にした活用方法を提案していく方針。
問い合わせは電話080(4087)3411友野さん。