輸送艇内を一般公開 瀬戸内町
2019年05月16日
地域
海上自衛隊佐世保警備隊「輸送艇1号」(艇長・岩村孝明1等海尉、420㌧)の一般公開イベントが15日、瀬戸内町古仁屋船津の東防波堤岸壁であった。親子連れや一般住民らが艇内の装備を見学し、説明に耳を傾けた。
輸送艇1号は主に離島、へき地などに人員、物資を輸送する任務。乗員は28人。艦底は平底となっており、港湾施設が整備されていない地域でも、直接砂浜に乗り上げるビーチングができる。兵装として20㍉機関砲を1基備えている。
今回は19日に姶良市で開催される県総合防災訓練に参加するため来県した。一般公開の参加者は、操舵(そうだ)室や積載スペース、兵装などを興味深そうに見学、撮影するなどしていた。
岩村艇長は「国防という主要任務以外に、住民に身近なのは防災だと思う。一般公開を通して役に立てることをPRしていきたい」と話した。