迫力の舞台で魅了 劇団四季・徳之島公演
2018年03月13日
地域
劇団四季のファミリーミュージカル公演「ガンバの大冒険」が11、12の両日、徳之島町文化会館であった。12日は徳之島内の児童約850人を無料招待した2回の鑑賞会「こころの劇場」があり、迫力の歌声、演技で子どもたちを魅了した。
「ガンバの大冒険」は斉藤惇夫原作の作品。町にすむ主人公のネズミ「ガンバ」が、大海原に浮かぶ島でイタチに襲われている仲間の島ネズミの窮地を救う冒険物語。
公演ではガンバが船乗りネズミや島ネズミなどの仲間と力を合わせ、イタチ「ノロイ」と、その一族に勇敢に立ち向かう姿を生き生きと表現。舞台いっぱいに繰り広げるダンスや歌はもちろん、華やかな衣装や大掛かりな舞台セットでも観客を魅了した。
岡前小学校6年の徳田裕香さん(12)は「演者の動きがそろい、声も会場に響いてすごいと思った。舞台を見ていたら、ミュージカルをやってみたくなった」と話した。
「こころの劇場」は劇団四季が2008年から実施している大型児童招待プロジェクト。本年度は全国169都市、56万人の観覧を見込んでいる。16日は奄美市名瀬の奄美文化センターで奄美公演がある。