龍郷・和泊の2町を皮切りに開幕 奄美群島の夏まつり
2019年07月28日
地域
奄美群島12市町村(14地区)の夏祭りシーズンが27日、龍郷・和泊の2町を皮切りに開幕した。相撲大会やステージ発表、花火大会などが繰り広げられ、両町とも地域住民や出身者、観光客でにぎわった。
第27回龍郷ふるさと祭(同実行委員会主催)は同日、龍郷町中央グラウンドで始まった。初日は児童生徒らによるダンスステージで幕開け。バレエや日本舞踊、町内6保育園児の踊りなど、12グループが次々と多彩なプログラムを展開した。
唄者5人の島唄ステージに続き、奄美市出身のシンガー・ソングライター平田輝さんのミニライブもあった。
祭りのフィナーレは夜空を彩る約2千発の花火。会場には多くの町民や観光客らが繰り出し、祭りを楽しんでいた。
和泊町の港まつり(同実行委員会主催)は今年が第59回。初日は午前中に笠石ドームであった相撲大会に続いて、午後6時半から同町の商店街・みじらしゃ通りでパレードがあった。
商工会やスポーツ少年団、こども会、行政など29団体、約700人が「永良部百合の花」「サイサイ節」の曲に合わせて踊りを披露。各団体はそろいの法被や浴衣、仮装をしたり、趣向を凝らしたみこしをかついで会場を沸かせた。
パレード後は同通り沿いの特設ステージで恒例の文化芸能祭を開催。琉球舞踊やエイサー、島唄など地元団体の発表で盛り上がった。
28日は和泊町で舟こぎと抽選・花火大会、龍郷町で舟こぎと八月踊りがある。