龍郷町で学校保健研究大会
2018年01月14日
地域
龍郷町学校保健研究大会(同町学校保健会主催)が12日、同町生涯学習センターりゅうがく館であった。学校教職員やPTAら約100人が参加。保健教育の現状や未成年の情報端末使用に対する指導法などを学んだ。
研究テーマは「基本的な生活習慣を身につけさせ、児童生徒の健康保持・増進を図るには、どのような手だてをしたらよいか」。
碇山和宏教育長はた2017年度全国学力・学習状況調査の同町での結果に触れ、「『自分にはよいところがあると思いますか』との質問に、『当てはまる』と回答した小学生は44・6%で前年度より20%ほど上がったが、中学生は6・46%で前年度より下がった。学校、家庭、地域で子どもたちの良さを見つけ、褒めて自信を持たせてほしい」とあいさつ。
NPO法人ネットポリス鹿児島の戸髙成人理事長(54)は「情報化社会におけるネグレクト現象化~なぜ子どもたちは正しく情報端末を使えないのか~」を演題に講演した。
戸髙理事長は、インターネットリテラシーをインターネットを正しく使いこなす基本的な能力と説明。青少年は①違法・有害コンテンツに適切に対処できる②ネット上で適切にコミュニケーションができる③プライバシー保護や適切なセキュリティー対策ができる―の三つのリテラシーを身に付けるべきと展開。「リテラシー教育は家庭での子育ての一環。保護者は、スマホなどをだだ買い与えるのではなく、正しい使い方を教えなければならない」とまとめた。
このほか、龍郷小、龍北中、戸口小PTAから、それぞれの研究資料配布もあった。