龍郷町の夜空彩る 群島一斉花火
2020年12月26日
地域
今月5日に行われた奄美群島一斉花火(Island Pic実行委員会主催)のうち、延期となっていた龍郷町での打ち上げが24日、同町戸口の戸口港で実施された。つかの間の花火はクリスマスイブの夜空を彩り、地域住民らを楽しませた。
午後7時の花火打ち上げと同時にあちこちで歓声が上がった。約5分間の光のショーの後は拍手や指笛、「ありがとう」「お疲れさま」という主催者への感謝や労いの声が聞かれた。
奄美市名瀬から親子で訪れた牧沙由里さん(38)は「今年初めて見る花火。名瀬の花火は開催を知らず見られなかったので、とてもうれしい。クリスマスプレゼントをもらったような気持ち」。息子で大川小1年生の一護君(7)は「きれいで楽しかった。最後にいっぱい花火が上がってすごかった」と笑顔で話した。
町商工会青年部の山田良平部長(40)は「今日は商工会のメンバーのほか、地元青年団や奄美大島青年会議所の人も駆け付けて車の誘導などを助けてくれた。雨が心配だったが晴れてよかった。楽しんでもらえたようで苦労が報われる」と話していた。