1日限りの大島工業復活祭 奄美市名瀬
2019年09月23日
地域
2012年3月に閉校した県立大島工業高校の「復活祭」(関東大島工業会主催)が22日、奄美市名瀬の同校跡地で開催された。同校出身アーティストらが出演する芸能祭など多彩なプログラムがあり、島内外から集まった大勢の卒業生らでにぎわった。
大島工業高校は1968年に開校。卒業生は6769人。復活祭は、地元を離れた卒業生を集め、島の活性化につなげることを目的に初めて初開催された。開会式典で朝山毅奄美市長は「皆さんの愛校心、郷土愛に感動した。OB、OGの力が奄美群島発展の礎になることを期待する」とあいさつした。
芸能祭は島唄ロックバンド・ピンポンズの演奏で幕開け。The Crazy Soundsやティダなど島内外の卒業生らがバンド演奏や寸劇を披露。観客はステージを楽しみながら、同校での思い出話で盛り上がっていた。
卒業生で龍郷町の伊集院力さん(49)は「最高。高校時代を思い出した」。主催の同会幹事長の中濱寛さん(54)=東京都世田谷区=は「島内の協力者を増やし、3年に1回ほどのペースで復活祭を継続して母校『大島工業』の名を永遠に残したい」と話した。
同校4回卒でNPO法人ゆずり葉の郷の三浦一広所長の講演もあった。台風の影響で一般参加のグラウンド・ゴルフ大会は中止した。