11人の門出祝う 奄美情報処理専門学校で卒業式 奄美市名瀬
2025年03月08日
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福山洋志校長から一人ずつ証書が手渡された卒業式=7日、奄美市名瀬
奄美市名瀬の奄美情報処理専門学校(福山洋志校長)の卒業式が7日、同市名瀬の県立奄美図書館であった。情報社会を生き抜くために必要な専門課程(2年間)を終えた卒業生の門出を在校生や保護者、教職員らが祝福した。
今年度の卒業生は長野県や徳之島を含む20~44歳の11人。プログラミングやAI(人工知能)技術を学びながら、MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)などの資格取得に励んできた。
在校生代表の前里一成さん(19)は送辞で「1年間の短い間だったが、先輩たちからたくさんのことを学んだ。来年度入学してくる新入生に、私たちも先輩と同じように優しく親身に教えられるような人になりたい」と述べた。
答辞を読み上げた有吉滉湧(こうよう)さん(24)は仲間や教職員らとの思い出を振り返り「この専門学校で過ごした時間は私たちの人生の宝物。学んだ知識や技術、人とのつながりを胸に刻み誇りを持って前に進んでいく」と思いを伝えた。
同校によると、本年度の卒業生の多くがシステムエンジニアやプログラマーとして島外へ就職する。3人は島内の企業に就職するという。