21日にも再稼働 喜界町クリーンセンター
2018年11月16日
地域
台風24号による被害で、ごみ処理ができない状況が1カ月半も続いている喜界町クリーンセンター(同町湾)が、早ければ21日にも再稼働する。管理する町住民課は「現在試運転中。来週明けに再稼働の日を判断するが、問題がなければ21日にもごみを受け入れて処理を始めたい」としている。
同センターは9月30日に台風24号が接近、通過した際、建物の外壁や制御盤のある部屋の天井などが落ちる被害が発生。その後の点検でごみを焼却炉へと運ぶクレーンのモーターが故障していたことが分かり、修理していた。
町住民課の担当職員は「12日から試運転を始めており、徐々に処理するごみを増やしている。目標は以前に処理していた8トンだが、14日には7トンまで処理できた。このまま週明けまで問題がなければ再稼働したい」と話した。
この被害の影響で、センターへのごみの持ち込みは停止したまま。
センターから約500メートル離れた場所に設けられた仮置き場には一般ごみ約200トン、災害ごみ約800トンが積まれている。
担当職員は「再稼働しても一般ごみを処理するだけでも3~4カ月は必要だろう。においなどを防ぐために大型の土のう袋に入れるなどの作業を進めたい」と話した。