366柱、み霊慰め 与論町で戦没者追悼式

2022年11月11日

地域

366柱のみ霊を慰めた戦没者追悼式=8日、与論町

【沖永良部総局】与論町の2022年度戦没者追悼式が8日、与論町の地域福祉センターで営まれた。遺族会会員、行政、議会、各種団体の代表者など34人が参列。満州事変から太平洋戦争までの町出身の戦争犠牲者366柱のみ霊を慰め、恒久平和を祈念した。

 

式では黙とうの後、山元宗町長が式辞。ロシアのウクライナ侵攻に触れ、「現在の穏やかな日常は決して当たり前ではない。今の生活も犠牲になった先祖の苦労の上にある。世代が変わり、記憶の風化が危惧されるが、平和の尊さ、記憶を継承し、恒久平和に尽力したい」と述べた。

 

続いて、出席者一人一人が献花台に花を供え、戦禍に命を散らせた犠牲者の冥福を祈った。