4年ぶり、大島海峡に212艇 瀬戸内町でシーカヤックマラソン

2023年07月03日

地域

一斉に古仁屋港をスタートする選手たち=2日、瀬戸内町古仁屋

2023奄美シーカヤックマラソンIN加計呂麻大会(瀬戸内町主催)が2日、瀬戸内町の大島海峡であった。新型コロナウイルス禍や悪天候などの影響に伴う中止を経て、2019年以来、4年ぶりの開催。午前9時半の号砲で古仁屋港から色とりどりのシーカヤックが一斉にスタート。全国各地から集まった7~82歳の選手たちが大島海峡の海原を駆け抜けた。

 

レースは古仁屋側と加計呂麻島側に設けられた複数のチェックポイントをめぐるコースを設定し、フル(33キロ)とハーフ(17キロ)の2部門で開催。エントリーした229艇360人の内、212艇339人が出場した。

 

フルと駅伝は午前9時半、ハーフは同9時35分にスタート。この日の天候は曇りで気温は29度前後。南南西の風が吹く中、選手たちは汗だくになりながらゴールを目指した。

 

チェックポイントとなった加計呂麻島の渡連では、地元の住民らが海岸にたどり着いた選手らに飲み物やおにぎり、果物などを手渡してねぎらい、チヂン(太鼓)を打ち鳴らして健闘を祈った。

 

古仁屋側の上陸ポイントでは古仁屋中学校と古仁屋高校の生徒18人が艇の引き上げなどに協力。陸上自衛隊瀬戸内分屯地も海水を飲料水に変える浄水車を派遣し、野外入浴用のシャワー室を設置するなど協力した。