9団体130人が出演 ヨロン・おきなわ音楽交流祭 功労者に感謝状も

2023年12月30日

芸能・文化

9団体が出演し、交流を深めたヨロン・おきなわ音楽交流祭=27日、与論町砂美地来館

第27回ヨロン・おきなわ音楽交流祭(同実行委員会など主催)が27日、与論町砂美地来館で開催された。沖縄3団体、鹿児島市1団体を含む9団体約130人が参加。300人余りの来場者を前に日ごろの練習の成果を披露し、交流を深めた。

 

与論中・与論高校吹奏楽部の演奏「アンダー・ザ・シー」「与論島慕情」で幕開け。与論島慕情では同島出身の歌手川畑アキラさんとの共演もあった。大宮中(名護市)は「夢をあきらめないで」「夢の世界を」を合唱し、美しいハーモニーを披露。那間小エイサー同好会はヨロンマラソンで親しまれる曲「シンガーソングランナー」に合わせて演舞し、与論小の和太鼓組「誠」は力強く和太鼓の音を響かせた。

 

鹿児島市のミュージカル団体と地元の子どもたちが共演した「ドレミヨロンミュージカル」の発表も。城南小吹奏楽部(那覇市)、茶花小吹奏楽部の演奏が続いた後、会場一体となった全体合唱「与論町民歌」「ビリーブ」で締めくくった。

 

児童生徒代表で登坂音風さん(与論中2年)は「きょうの演奏のためにたくさん練習を積んできた。沖縄の皆さんと交流できることを心からうれしく思う」、福田妃雪さん(大宮中2年)は「初の交流祭参加で、与論の皆さんと楽しく交流ができればと思う」とそれぞれあいさつした。

 

沖縄応援団長として来島したトランペット奏者で中学教諭の當眞嗣博さんはゲスト出演して演奏。同楽器の種類や音色を紹介し、その魅力を伝えた。

初回から交流祭開催に力を尽くしてきた功労者への感謝状贈呈もあった。