ギョーザで交流深める 在住中国人講師に料理教室 和泊町国頭

2024年02月28日

芸能・文化

中国式ギョーザの作り方を学びながら交流した料理教室=25日、和泊町国頭

在住中国人を講師とした中国式ギョーザの料理教室が25日、和泊町の国頭研修館であった。集落内外からベトナム、インドネシアなど4カ国出身の外国人と島民計約30人が参加。チョウ・ショクバイさんとジャン・ロンさんからギョーザの作り方を教えてもらいながら交流を深めた。

 

多文化理解などの地域課題解決に取り組む和泊町のオトナキ(水嶋健代表社員)が企画、主催し3回目。国頭集落には1日現在、人口921人中、特定技能や技能実習制度などで41人の外国人が住んでおり、棚窪時雄区長は「交流を深めることで集落一丸となれる」と集落での初開催に協力した。

 

教室ではチョウさんがギョーザの皮となる生地のこね方や具となる材料の分量などを実際に作りながら説明。参加者は質問したりメモを取るなどして熱心に学んでいた。ギョーザを使った料理のほか、元料理人のジャンさんが別室で他の料理も作り、全部で6品が完成。最後は参加者全員で試食しながら交流を楽しんだ。

 

参加した川畑須美子さん(73)=和泊町=は「島に外国人がこんなにたくさん住んでいるというのを知ってびっくり。この島で働いているんだったら、もっと交流して言葉も習いたい。交流することで島の人も対応の仕方が分かると思う。きょうは参加してよかった」と笑顔で話した。