スウェーデンから旅行者、奄美大島に来島

2018年05月22日

地域

島巡りツアーで奄美大島入りしたスウェーデンの旅行者ら=21日、奄美市名瀬

島巡りツアーで奄美大島入りしたスウェーデンの旅行者ら=21日、奄美市名瀬

 スウェーデン人観光客の「アイランドホッピングツアー」一行12人が21日、定期船で奄美大島に入った。大型タクシーで島を巡り、豊かな自然や文化に触れた。

 

 島巡りツアーを企画したのはスウェーデンのヴァーデンスレソール社。日本での移動手段は主にフェリーで、15日間かけゆったりと旅を楽しむ趣向。神戸から瀬戸内海の小豆島、手島、直島、男木島を巡り、鹿児島―屋久島を往復して奄美大島入りした。

 

 一行は奄美市のマングローブ原生林、タラソ奄美の竜宮、宇検村の奄美大島開運酒造、アランガチの滝、大和村の奄美野生生物保護センターなどを見学した。夫と参加しているアン・ビィードゥンさん(75)は「旅行パンフレットで奄美を知った。大島紬や田中一村の絵も見たい」と話していた。

 

 一行は22日、自由行動で島内を巡り、23日早朝、船で沖縄本島に向かう。久米島も旅する。

 ガイドのペレー・スィルィエドールさん(57)は「スウェーデンでは日本旅行が流行している。今回のツアー参加者は一度来日した人ばかり。東京や京都ではなく、静かな島巡りの旅をしたい人が増えている」と話した。同社は来年度も奄美を組み入れたツアーを予定しているという。