人気の花火大会、観客を魅了 宇検村やけうちどんと祭り

2018年08月06日

地域

焼内湾の夜空を彩った花火大会=5日、宇検村湯湾

焼内湾の夜空を彩った花火大会=5日、宇検村湯湾

 宇検村のやけうちどんと祭り(村、村商工会など主催)が5日、同村の湯湾集落であった。舟こぎ競争やパレード、特設ステージでのライブがあり、呼び物の花火大会では水中花火を含む約3千発の花火が打ち上げられ、村内外から訪れた大勢の観客を魅了した。

 

 やけうちどんと祭りは40回目の節目で、同村からのブラジル移民開始100年にも当たる。元田信有村長は開会あいさつで「次の100年、200年につないでいくためにも今生きている私たちの取り組みが大切。きょうは最後まで楽しんでいってほしい」と呼び掛けた。

 

 祭りは村内から計22チームが出場した舟こぎ競争でスタート。9チームが出場した集落対抗部門は生勝Bが優勝。女子・子ども会部門は田検中A、一般は潮どき丸が制した。

 

 パレードには役場職員や子どもたちがみこしを担いで参加。婦人会の踊り隊とともに特設ステージまでの道のりを練り歩いた。ステージでは藤原梨月香さん(名柄小4年)と小野楓佳さん(奄美小6年)が島唄を披露。1日にソロシングル「大島エレジー」を発売した喜界島3世のミュージシャン・タナカアツシさんが特別ゲストとして出演し、花を添えた。

村内の婦人会が息の合った踊りを披露したパレード=5日、宇検村湯湾

村内の婦人会が息の合った踊りを披露したパレード=5日、宇検村湯湾