保管場所からハブ脱走 9匹不明、住民へ注意喚起 天城町役場

2023年11月25日

地域

ハブ11匹が逃げ出しているのが確認された「ハブの館」=24日、天城町役場

天城町役場敷地内にあるハブの保管施設「ハブの館」からハブ11匹が逃げ出していたことが24日分かった。その後、2匹が見つかり捕獲されたが、残り9匹の行方は同日午後8時現在、不明。町は近隣住民へ警戒を呼び掛けている。

 

ハブの館は買い上げ目的で捕獲されたハブを一時保管するための施設。24日午前10時ごろ、観光客が見学に訪れた際、ハブ1匹が施設の近くで見つかったため、施設内を確認したところ、保管していた16匹のうち11匹がいなくなっていた。

 

町によると、延べ約40人で約3時間かけて一帯を捜索。役場敷地内で2匹が見つかったが、残り9匹は見つけられなかった。町は同日、対策会議を開くとともに、天城、平土野地区の住民へハブ脱走を周知。学校などに対して登下校時の注意を呼び掛けるとともに庁舎周辺を捜索し、保健所や警察、消防などの関係機関にも連絡したという。

 

ハブの館には清掃で用いられる排水溝があり、普段は閉められているはずのバルブが開いていたことから、ハブは排水溝から逃げ出したとみられる。町は清掃後のバルブ閉め忘れが脱走の原因とみており、チェック体制の見直しで再発防止を図るとしている。

 

徳之島、奄美大島では咬傷(こうしょう)被害防止の目的で自治体が生きハブを買い取る制度がある。

 

2022年度の同町のハブ買い上げ実績は2605匹。今年度は9月末までに1746匹を買い上げている。