奄美の景勝地も紹介 「西郷どん」大河ドラマ館がオープン

2018年01月17日

地域

ドラマのセットを再現したコーナーで撮影する来館者=16日、鹿児島市の大河ドラマ館

ドラマのセットを再現したコーナーで撮影する来館者=16日、鹿児島市の大河ドラマ館

 【鹿児島総局】NHK大河ドラマ「西郷どん」の放送にちなんだ「大河ドラマ館」が13日、鹿児島市にオープンした。西郷が過ごした奄美大島などゆかりの地の情報も発信し、西郷どんの世界観を体験できる。開館は来年1月14日まで。期間中は100万人の来場を目指す。

 

 大河ドラマ館は西郷の出身地加治屋町に鹿児島市などが整備した。西郷と大久保利通が幼少期を過ごした西郷、大久保両家をイメージしたセットを再現。ドラマのメーキング映像や小道具、衣装も見ることができる。

 

 県内の地図とともにオープニング映像の撮影地も紹介した。あやまる岬(奄美市笠利町)や宮古崎(大和村)、フナンギョの滝(奄美市住用町)など奄美大島の景勝地も登場する。

 

 館内をくまなく回った鹿児島市の会社員山田信幸さん(55)は「セットに触れると、ドラマの世界が身近になる。奄美は両親の出身地。放送されれば、実際に訪れてみたくなりそう」と話していた。

 

 入場料金は高校生以上600円、小中学生300円。年中無休、開館時間は午前9時から午後5時まで(最終入館は午後4時半)。

西郷隆盛の出身地加治屋町にオープンした大河ドラマ館=16日、鹿児島市

西郷隆盛の出身地加治屋町にオープンした大河ドラマ館=16日、鹿児島市