奄美地方梅雨入り 平年より7日早く

2021年05月07日

地域

梅雨を彩るゲットウの花=5日、奄美市名瀬の大浜海浜公園

梅雨を彩るゲットウの花=5日、奄美市名瀬の大浜海浜公園

    鹿児島地方気象台は5日、奄美地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より7日早く、昨年より12日早い。奄美地方は今後1週間、前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多い見込み。沖縄地方もこの日、梅雨入りが宣言された。

 

 奄美地方では5日午後、各地で雨が降った。奄美市名瀬の大浜海浜公園では、梅雨を彩るゲットウの花が咲き、雨のしずくがつぼみに垂れて輝いていた。大型連休の最終日も、コロナ禍に雨とあって人影はまばら。市内から訪れた家族連れは「人が少ない所を選んで来た。雨が降るとますます遊びに行く場所が減りますね」と話していた。

 

 奄美地方の梅雨明けは平年が6月29日ごろ、昨年は7月20日ごろ。昨年の梅雨期(5月17日~7月19日)の雨量は名瀬972ミリ、沖永良部650・5ミリだった。