奄高生、技術・アイデアコンで佳作2点

2018年03月22日

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高校生技術・アイデアコンテストで佳作に選ばれた奄美高校の生徒たち=2月28日、奄美市名瀬

高校生技術・アイディアコンテストで佳作に選ばれた奄美高校の生徒たち=2月28日、奄美市名瀬

 全国工業高校学校長協会主催の高校生技術・アイディアコンテスト全国大会の各賞が21日までに、発表された。奄美市名瀬の県立奄美高校が出品した「自動安全ブレーキ塔載自転車」「再生機リボーン」が佳作に選ばれた。

 

 コンテストは工業系学科がある高校に通う生徒が対象。全国から43点の応募があった。佳作は最優秀賞や特別賞などに次ぐ賞。

 

 「自動安全ブレーキ塔載自転車」は機械電気科3年生(出品当時)の岡山晨陽さん、積山瑛二さん、成瀬龍哉さん、福山勇成さん、美野秀太さん、藏陵海さんの6人が製作した。超音波を用いたセンサーを搭載し、進行の妨げになる人や物を感知し、自転車を止める装置を作った。

 

 「再生機リボーン」はペットボトルキャップを材料にした箸置きをつくる機械。技術研究部員で1年生の平智希さんが製作した。

 

 岡山さんらは「6人でアイデアを出し合って作った。超音波が風に反応しないように工夫した」、平さんは「キャップを資源に再利用したいと考えた。将来は機械製造に関わる仕事をしたいので、これからも技術を磨きたい」と話した。