情報共有、自己研さん図る　３町から３３０人参加　徳之島で地女連大会

【徳之島総局】徳州地域女性連大会（徳州地域女性団体連絡協議会主催）が２８日、徳之島町文化会館（同町亀津）で開かれた。徳之島３町の女性団体会員ら約３３０人が一堂に会し、活動報告や意見交換を通して情報共有と自己研さんを図った。

 

大会は２年に１度、各町持ち回りで開催しており今回で５２回目「心あたたまる元気な地域社会の実現に向けて～一人ひとりにできること」をテーマに掲げ、「環境」「福祉」「男女共同参画」などさまざまな課題について意見を交換した。

 

活動報告では３町の地域女性団体連絡協議会が見守り活動や伝統芸能の継承、レクリエーションなどさまざまな取り組みを発表。課題としては人口減少で学校やＰＴＡの活動で保護者一人一人の負担が増加していることが挙げられ、行事を厳選したり共催するなど運営方法の見直しが必要との意見が上がった。

 

講師に県青少年育成アドバイザーの徳森ひろみさんを招いた講演会もあったほか、大会の最後は手話を交えて大会テーマソング「できることから」を合唱して締めくくった。

 

徳之島町地域女性団体連絡協議会の上原トヨ子会長（７４）＝同町亀津＝は「コロナ禍で延期が続き、新役員体制で初めての開催となったので不安もあったが若い世代が頑張ってくれたおかげでよい大会にできた」と大会を振り返り、「今後も３町各団体の力を合わせて女性の英知を生かした活動を展開していきたい」と笑顔を見せた。