笠利で「伝・泊」始動

2016年07月15日

地域

伝統建築の特徴を残して改修、宿泊施設へと生まれ変わった空き家内で説明する山下保博さん=14日、奄美市笠利町外金久

伝統建築の特徴を残して改修、宿泊施設へと生まれ変わった空き家内で説明する山下保博さん=14日、奄美市笠利町外金久

 奄美の伝統建築を次世代に伝えようと、空き家を改修し簡易宿泊所に生まれ変わらせる取り組み「伝・泊(でん・ぱく)」が奄美市笠利町で始まっている。手掛けるのは同町屋仁出身の建築家・山下保博さん

(56)率いる㈱奄美設計集団。山下さんは「主眼は伝統の保存」と力を込める。1軒目として同町外金久船倉の築約50年の空き家が21日、宿泊所としてオープンする。今後、群島全域に取り組みを広げる考えで、空き家の活用法として新たな風を吹き込みそうだ。