米軍機の飛行禁止を  市民団体ら三反園訓知事に要請

2018年06月20日

地域

オスプレイの緊急着陸問題で米政府に抗議するよう県に求める市民団体の代表ら(奥)=19日、鹿児島市の県庁

オスプレイの緊急着陸問題で米政府に抗議するよう県に求める市民団体の代表ら(奥)=19日、鹿児島市の県庁

 奄美市笠利町の奄美空港に米軍機オスプレイの緊急着陸が相次いでいる問題で県護憲平和フォーラムは19日、米軍機の県内上空での飛行禁止や日米地位協定の見直しを国に求めるよう三反園訓知事に申し入れた。

 

 要望書は鹿児島に米軍はいらない県民の会(伊藤周平会長)と社民党県連(北森孝男代表)との連名で出した。

 

 オスプレイが米軍横田基地(東京都)に近く配備され、嘉手納基地(沖縄県)の特殊部隊との共同訓練が想定されていることを挙げ、「奄美空港が中継基地として恒常的に使われる危険性もある」と指摘した。

 

 同フォーラムの下馬場学代表は「奄美空港への緊急着陸は3回目だが、何も改善されていない。県も本気で抗議してほしい」と話した。対応した県の企画課は「しっかりと上司に伝える」と答えた。