飛行機ハイジャック想定し訓練 沖永良部空港

2021年12月09日

地域

訓練でハイジャック犯人役を確保する沖永良部署員ら=7日、沖永良部空港

沖永良部空港(和泊町)で7日、ハイジャック事案対応訓練があった。警察や消防、空港職員ら約40人が参加。事件発生後の通報からハイジャック犯確保、乗客の救助など一連の手順を確認した。

 

訓練は同空港管理事務所などの主催。環境問題に対し耳目を集めることを目的としたハイジャック犯が、目的を果たして投降の意思を示したため、同空港に着陸するという想定で実施した。

 

空港事務所から通報を受けた関係機関は現地合同対策本部を設置。着陸後の飛行機に見立てたマイクロバスから降りてきた犯人役を、警察が確保する訓練などが行われた。

 

沖永良部署の上井正一郎署長は訓練後、「関係機関が連携し、それぞれの任務に従った訓練となり、大変心強く感じた。迅速、的確な対応を行うためには、日ごろの保安体制の徹底と強化、事案を想定した繰り返しの訓練が重要となる」などと講評した。