「飲みやすい」と好評 東京で鹿児島焼酎フェス 奄美から10蔵元
2018年06月17日
社会・経済
【東京で榊原希望】鹿児島県の本格焼酎を野外で楽しむイベント「鹿児島焼
酎&ミュージックフェス」が16日、東京都渋谷区の代々木公園で始まった。
奄美の10蔵を含む県内37蔵元が参加。東京を代表する繁華街渋谷で奄美黒
糖焼酎をアピールした。黒糖焼酎は初めてという人も多く、「飲みやすさに驚
いた」「黒糖の風味がおいしい。糖質ゼロなのもうれしい」などの声が聞かれ
た。最終日の17日は正午から午後6時まで。小雨決行。
鹿児島市と渋谷区は2017年に観光・文化交流協定を結んでいる。イベン
トは鹿児島を代表する焼酎の魅力を首都圏の消費者に広く知ってもらおうと、
渋谷・鹿児島おはら祭委員会などで組織する実行委員会が初開催した。
会場には各蔵元のブースと鹿児島の食を紹介する軽食コーナーが並び、正午
のスタートとともに老若男女が詰め掛けた。チケットを購入すると全蔵元の焼
酎が試飲できるとあって、来場者は思い思いのブースで焼酎の味比べをしなが
らお気に入りの銘柄を探していた。
奄美の蔵元も黒糖焼酎の知名度アップにつなげようと「プリン体・糖質ゼロ
」「日本で奄美群島でしか製造できない」などとアピール。銘柄によって違う
風味の特徴やおすすめの飲み方を紹介し、来場者と交流を広げた。
旅行で訪れたという岐阜県の上段諭美さんは「黒糖焼酎の種類が豊富で驚い
た。どれもとても美味しく、蔵元の方から直接話を聞けるのがうれしい。奄美
にもぜひ行ってみたい」と話していた。
会場にはステージも設置され、奄美大島出身の歌手城南海さんのスペシャル
ライブもあった。