きょうから愛鳥週間-奄美大島の森
2014年05月10日
社会・経済
照葉樹林が生い茂る奄美大島の森で国指定天然記念物ルリカケスをはじめ野鳥が繁殖期に入った。親鳥は餌を捕らえては巣穴にせっせと運んでいる。林内では野鳥のハーモニーも響いている。
龍郷町の奄美自然観察の森周辺では子育て中のルリカケスが葉に隠れた昆虫を捕らえたり、オーストンオオアカゲラやアマミコゲラが木をたたいて餌を捕らえたりする姿も。好天に誘われて時折、ルリカケスやアマミシジュウカラが水浴びをする光景も見られる。
10日から「愛鳥週間」。奄美野鳥の会の高美喜男副会長は「野鳥の観察を通し自然の豊かさや命の尊さを再認識してほしい。ひなが落下しても親鳥が見守っている。輪禍や猫の食害の恐れがない限り、そのままにしてほしい」と話している。
(写真:昆虫を探すルリカケス(上)とアマミコゲラ(中)、水浴びをするアマミシジュウカラ=龍郷町の奄美自然観察の森