アート壁画を投票で審査 竹村さんが最多得票 天城町商工会青年部

2022年04月29日

社会・経済 

平土野アートプロジェクト賞を受賞した竹村さん(左から2番目)=提供写真

【徳之島総局】天城町商工会青年部(永岡寛治部長)が主催する「平土野アートプロジェクト」で壁画を完成させた制作者への表彰が26日、同町役場であった。町民による投票の結果、平土野在住の竹村和也さん(45)のクジラを描いた作品が最多得票で同プロジェクト賞に輝いた。

 

アートで平土野を盛り上げ商店街への来客を増やす目的で2017年からスタート。町の「まちづくり活動支援交付金事業」を活用して5年間で4回開催している。今回の作品を含め平土野商店街内に16点の壁画が完成した。

 

従来は徳之島高校美術部が壁画制作を手掛けていたが、今年は部の都合がつかなかったため、島内住民に「世界自然遺産と徳之島」をテーマに制作を呼び掛けたところ、竹村さんほか、松村美雪さん(徳之島町)、大保由佳里さん(伊仙町)を代表とする3グループが手を挙げた。制作期間は1月15日~3月20日の約2カ月間。町民投票は4月5~21日に実施した。

竹村さんの作品(提供写真)

竹村さんは「テーマが自然遺産なので、奄美大島、沖縄も含めた海域で回遊しているクジラが題材にふさわしいと選んだ。水面を斜めに描いたのは今後右肩上がりに盛り上がっていってほしいという思いから」と作品について説明し、「他の壁画も楽しい絵ばかりなので、島民、観光客問わず、商店街を訪れて絵を探してみてほしい」と呼び掛けた。

 

主催者代表あいさつで永岡部長(40)は「完成した壁画アートは合計16カ所になり、商店街周辺はますます華やかになった」と喜び、「制作時には地域の人からねぎらいの声を掛けられたり、差し入れがあったとも聞いている。壁画だけでなく大切なつながりを生み出す事業ができたのではないか」と手応えを示した。