サン・プリンセス寄港-奄美の食と文化でもてなし

2014年04月02日

社会・経済 

サンプリンセス②登山

 サン・プリンセスが名瀬港に初寄港した1日、各地で歓迎イベントが開かれた。島唄や八月踊りの披露、黒糖焼酎の振る舞い酒などがあり、奄美ならではのもてなしで乗客を楽しませた。

 中心商店街では唄者の築地俊造さんが島唄を歌った。米国のスペンサー・プレレッツさん(24)は「今まで聞いたことがない音楽。ワイド節が気に入った」と大喜び。黒糖焼酎の試飲や郷土料理の販売コーナーもあり、乗客は奄美の食を堪能した。
 同市紬観光課によると、プリンセス号の寄港に伴う経済効果は1回当たり4300万円。商店主らは客船観光を経済活性化の好機と捉え、誘客に知恵を絞る。同市通り会連合会の泉力会長は「観光客に満足してもらえる仕掛けを工夫し、商店街に活気を取り戻したい」と話した。