ベトナム駐日大使から手紙 知名町

2019年04月06日

社会・経済 

駐日ベトナム大使から寄せられた手紙に笑顔を見せるエラブネクストファーマーズの要秀人代表

駐日ベトナム大使から寄せられた手紙に笑顔を見せるエラブネクストファーマーズの要秀人代表

 【沖永良部総局】沖永良部島の若手農家らでつくるエラブネクストファーマーズ代表の要秀人さん(37)=知名町=宛てに、ヴー・ホン・ナム駐日ベトナム大使から2日、手紙が届いた。手紙には同団体が今年2月に開いた外国人技能実習生の歓迎パーティーに対するお礼が日本語で書かれている。主催した関係者は「すごい人から手紙がきた」と喜んでいる。

 パーティーは島の基幹産業の農業を、島民と共に支えてくれる実習生に感謝の気持ちを伝えようと初開催。島内3事業所の賛同のもとベトナム人8人、中国人1人の計9人を招いて焼き肉パーティーを開いた。

 ベトナム人をはじめ国内で外国人労働者の受け入れ拡大が進む中、同団体では島民の人柄など沖永良部島の良さを知ってもらおうと、3月中旬に駐日ベトナム大使宛てに手紙を送付。歓迎パーティーの取り組みが掲載された地元新聞も添えた。

 大使の手紙はこれへの返事。要さんは「大使から直接手紙が届いてびっくり。こうした交流を機に、沖永良部でもベトナム人と日本人との友好関係がより深まってほしい」と期待した。