一集落1ブランド認定集落で意見交換 奄美市
2020年01月10日
社会・経済
奄美市が推進する一集落1ブランド事業の認定集落(21集落)による意見交換会が9日、同市役所であった。同市NPO連絡協議会(26団体)関係者も参加。地域活性化や認定集落が抱える課題などについて語り合った。
一集落1ブランド事業は、足元にある集落の宝を掘り起こし、地域活性化につなげようと2007年度に始まった。事業開始から10年以上が経過し、改めて事業目的の理解と、自主的な取り組みを促すことなどを目的に会合を開いた。
認定されている集落ブランドは、文化芸能や特産品、自然などジャンルはさまざま。意見交換で、「用しゅんかねくゎ踊り」(笠利町用集落)の代表は「唄者の後継者がおらず活動が休止状態となっている」と報告した。一方で、「田いも(たぁまん)」(同町屋仁集落)の関係者は「定年退職で戻ってきた出身者が田いも作りをしてくれて活気が出てきている」と話した。
このほか、農地の取得や移住希望者の住居の確保、観光客らへのごみ捨てルールの周知などについて意見や要望があった。
小湊婦人会が市の紡ぐきょらの郷づくり事業で実施した活動内容を発表。集落紹介用パンフレットづくりや夜光貝加工講座、野菜市などへの取り組みや成果を紹介した。