古仁屋、全国制覇 中学相撲 重村は個人2年連続準V

2023年08月20日

社会・経済 

古仁屋中の相撲部メンバー。(左から)重村鴻之介さん、龍山克真さん、益山虎大さん、早瀬駿太さん=8月2日、瀬戸内町内の相撲稽古場(提供写真)

第53回全国中学校相撲選手権大会(日本中学校体育連盟など主催)は18~19日、高知県立県民体育館特設相撲場であり、古仁屋が団体戦で優勝を飾った。団体制覇は1983年以来40年ぶり3度目。個人戦は古仁屋の重村鴻之介(3年)が2年連続の準優勝を果たした。

 

団体戦には48チームが出場。古仁屋は先鋒・重村、中堅・益山虎大(3年)、大将・龍山克真(同)のメンバーで臨んだ。

 

予選は3戦全勝し、決勝トーナメント1、2回戦も順当に勝ち進んだ古仁屋。準々決勝では亀津小出身の豊田倫之亮を擁する柏力会(千葉)を2―1で破り、準決勝も鳥取クラブを2―1で下して決勝に進出した。

 

決勝の鷹巣(秋田)戦は、先鋒・重村が下手投げで先勝。中堅・益山は寄り倒しで敗れたが、大将・龍山が突き倒しで優勝を決めた。

 

個人戦は昨年準優勝の重村に加え、豊田、有川空雅(龍南3年)も予選を突破したが、優秀32選手決勝トーナメントへの進出はならなかった。 重村は団体の予選から決勝までの8戦、個人の予選から準決勝までの8戦を一戦も落とさず勝ち上がってきたが、個人戦の決勝は田宮(大宮西中・埼玉)に勇み足で惜敗。悲願の全国2冠はならなかった。

 

【団体】▽予選1回戦 古仁屋中2―1金沢学院中(石川)▽同2回戦 古仁屋中3―0郡上クラブ(岐阜)▽同3回戦 古仁屋中3―0群馬南中▽優秀32校決勝トーナメント1回戦 古仁屋中2―1西根一中(岩手)▽同2回戦 古仁屋中3―0伏見中(京都)▽準々決勝 古仁屋2―1柏力会(千葉)▽準決勝 古仁屋中2―1鳥取クラブ

▽決勝 古仁屋中2―1鷹巣中(秋田)

 

【個人】▽優秀32選手決勝トーナメント1回戦 重村=おしだし=小笠原(鯵ヶ沢中・青森)▽同2回戦 重村=つきだし=土橋(大原野中・京都)▽準々決勝 重村=おくりひきおとし=川﨑(北方中・佐賀)▽準決勝 重村=おしだし=小野田(西和中・和歌山)

▽決勝 田宮(大宮西中・埼玉)=いさみあし=重村