商品券で飲食業支援 奄美市
2020年06月10日
社会・経済
新型コロナウイルスの影響で消費が落ち込んだ奄美市内の飲食店を支援しようと、奄美大島商工会議所(有村修一会頭)は7月1日、飲食店応援プレミアム商品券を販売する。3千円で5千円分の飲食ができるプレミアム率66%のチケット。有村会頭は「(発行総額)5千万円の経済効果は大きい」と地域経済の再活性化に期待を寄せる。事業に先立ち、6月10日から取り扱い店舗を募集する。
商品券は千円5枚つづりで1冊3千円。1人4冊まで購入可能。市民以外も買うことができる。奄美大島商工会議所、あまみ商工会で販売する。
取扱店は登録制で、同所や同商工会の会員事業所以外も参加可。商品券販売後も随時募集する。換金手数料無し。
利用できるのは7月1日から8月31日までの2カ月間に設定した。短期間での経済循環に期待するためだ。
商品券事業は、両団体などの要望を受けて奄美市が打ち出した新型コロナ緊急対策事業の第2弾。当初は8月実施を見込んでいたが、島最大の繁華街・屋仁川通りをはじめとする飲食業への早急な支援が必要と1カ月前倒しした。
有村会頭は「観光客ら交流人口の回復が見通せない中、地元住民の消費促進効果が期待できる。減収が激しい飲食業界を盛り上げることで経済全体の活性化につなげたい」と語った。
購入、店舗登録に関する問い合わせは電話0997(52)6111奄美大島商工会議所へ。